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瑞応の盆踊り

瑞応の盆踊り
この日、佐川町黒岩地区瑞応にある瑞応寺で行われた『瑞応の盆踊り』。毎年8月16日に行われるこの踊りは、これまで1年も欠かされることなく、今年で450年を迎えました。 瑞応寺は、長宗我部国親(元親の父)の妹で、戦国時代の黒岩の豪族片岡茂光の夫人が、相次いで亡くなった夫と兄の菩提を弔うために建立したお寺。夫人は利春尼と号して尼となり、二人を弔うために盆踊りを奉納します。瑞応で19年間暮らした利春尼の心を引き継ぎ、瑞応の人々はこの踊りを伝承してきました。 瑞応の盆踊りは、高知県無形文化財に指定されており、コリャセ、千本、絵島、万才、シャリトテ(さりとて)の5通りの演目があります。 まだ陽の光がまぶしい16時から法要がはじまり、日が暮れる頃には、踊りが2巡目を迎えました。途中からはあいにくの雨となりましたが、参加者は一心に踊り続けます。最後は櫓からの餅投げ。迫力ある餅投げに、集まった人々は大盛り上がり。紅白の餅がふるまわれました。今年も、豊穣の感謝が神にささげられ、奉納されました。(執筆:鶴見悠子)