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ミシマサイコ(三島柴胡)

ミシマサイコ(三島柴胡)
毎週水曜日、牧野公園では「はなもりC-LOVE」のメンバーが植栽や整備活動を行っています。ある日の除草作業のおかげで、とても見やすくなった花がありました。ミシマサイコ(三島柴胡)です。 ミシマサイコは、セリ科ミシマサイコ属の多年草。本州、四国、九州の日当たりのよい山野に自生しています。8月~10月頃には、黄色の小さな花を咲かせます。 ミシマサイコの根は乾燥させて生薬にします。解熱・鎮痛作用があり、柴胡(サイコ)という生薬名で重宝されています。 江戸時代には、東海道の三島の宿に泊まる旅人は柴胡を買うならわしがあり、静岡県三島地方で産出される柴胡が非常に品質がよかったことから、漢名の音読みに産地の名前がついて、ミシマサイコと呼ばれるようになったそう。 現在は、環境省レッドデータ絶滅危惧Ⅱ類(絶滅危惧が増大している種)に指定されており、野生のものがほとんど見られなくなったミシマサイコ。保全活動を行っている三島地方でも、今、見頃を迎えているそうです。(執筆:鶴見 悠子)