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黒岩

黒岩
佐川町北部の黒岩地域。中世に豪族・片岡氏によって黒岩城が築かれ、その後、昭和29年の市町村合併で佐川町になる前には黒岩村、または黒岩郷と呼ばれる地域がこの地にありました。現在は通称地名として小中学校や保育園、郵便局に『黒岩』という名前が残っています。黒岩の地名の由来になったといわれているのが写真右にある大きな岩『黒岩』。高さ2、3メートルほどの大きさ、黒紫色の岩肌にはうっそうと苔や草が茂ってます。この黒岩にはいろいろな伝説がありますが、誕生伝説には2つの説があります。ひとつが、近くの山から転がって現在の場所に落ちてきた説。もうひとつが、成長伝説です。「土佐州郡志」によると、その昔、伊勢の人が小さな黒い石をこの集落へ持ってきた、すると小石は歳月と共に大きな岩となり、人々は神威を感じてこれを祭るようになったものという説です。昔から地域の人に愛され、今も成長しているかもしれない『黒岩』は黒岩小学校西側の田んぼの真ん中に見ることができます。(執筆:車田 智志乃)