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ガンゼキラン

ガンゼキラン
牧野公園の日陰では『ガンゼキラン』が見事な花を咲かせ、あたり一面が淡い黄色に染まっています。ガンゼキランは、ラン科ガンゼキラン属の多年草植物で、常緑林内の地上に生えるやや大型の自生ラン。大きさは40~60cmほど、5~6月頃に10輪前後の黄色い花を咲かせます。 国内では、四国、九州、沖縄と本州の静岡県・伊豆半島・紀伊半島に分布、海外では台湾のほか、マレーシア・フィリピンなどの東南アジアで見られます。 ガンゼキランの名は、葉の付け根にある卵型の偽鱗茎が岩石のようにゴツゴツしていて堅いことに見立てて、つけられたのだそう。このガンゼキランは、環境省のレッドデータ絶滅危惧Ⅱ類(絶滅危惧が増大している種)に指定されている植物ですが、ここ牧野公園では、地元の中学生や住民が植えた株がしっかりと根づき、訪れた人を楽しませてくれています。(執筆:鶴見 悠子)