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チャーテ(隼人瓜)

チャーテ(隼人瓜)
4月のある日、佐川町総合文化センター入口に「ご自由にお持ち帰りください」と書かれた箱が置いてありました。中に入っていたのは洋梨のような形をした薄緑色の実『チャーテ(隼人瓜)』です。チャーテは、熱帯アメリカ原産のウリ科ハヤトウリ属のつる性植物になる実です。日本では大正時代に鹿児島に持ち込まれて栽培され、薩摩隼人の瓜という意味で「隼人瓜」と呼ばれるようになりました。国内でチャーテを食べるのは高知県と鹿児島県の一部と大変珍しい食材です。旬の時期は10月中旬から11月頃ですが、貯蔵性が高いので春頃まで保存することができます。クセのない味わいとシャキッとした食感が特徴で、漬物・炒め物・煮物などに幅広くアレンジできる万能野菜。ビタミンC、カリウム、カルシウム、リン、鉄分など豊富な栄養素が含まれているほか、葉酸とパントテン酸を多く含んでいて貧血対策や美肌効果もあるのだそう。暑い夏には緑のカーテンとして使われるなど、高知県民の生活に根づいた植物でもあります。(執筆:鶴見 悠子)