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イタドリ

イタドリ
県内のスーパーや日曜市などで見かける、高知県に馴染みの深い山菜「イタドリ」。山に囲まれた佐川町では、春~初夏にかけて道端や土手などで見つけることができます。イタドリは、タデ科ソバカズラ属の多年生草本で、原産地は日本・中国・台湾・朝鮮半島。高さ2m近くになることもあり、初秋には小さな白い花が咲きます。漢字で書くと、「虎杖」(「疼取」とも)。乾燥させた根から生薬を作ったり、葉には止血作用があったりと、傷の痛みを和らげてくれる“痛み取り”がその語源と言われています。春の新芽の頃は茎が柔らかく、折り取るとポコンと音がすること、生で食べると酸っぱいことから、地域によっては「すかんぽ」「かっぽん」「ぽっこん」などとも呼ばれます。そのままでは酸味が強いので下処理をしてから調理をします。煮物、油炒め、酢の物、チラシ寿司の具など、高知では欠かせない食材として好まれています。独特のシャキシャキした歯ごたえを味わうには甘辛い味付けで炒めるのがおすすめです。(執筆:鶴見 悠子)