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茶園の一番茶

茶園の一番茶
金色透明で香り豊かな高知県の誇るお茶「土佐茶」。佐川町でも約15ヘクタールと、県内4番目に数えられる規模で栽培されています。そんな佐川の黒岩地区には、約10件の農家がお茶を栽培する茶園「上京」があります。お茶作りに適した水はけの良い斜面と川が近く霧が発生しやすいという条件が整い、旨味成分の多い良質なお茶が取れます。一番茶摘みが始まる4月のこの時期、薄緑色の新芽で斜面が覆われ、知る人ぞ知る絶景ポイントになっています。新芽が10cmぐらい伸びた頃、一番茶の収穫がはじまります。「一芯三葉」といって上から3番目までの葉と茎を機械で刈り取ります。これは熟練の勘が必要で、1ミリ単位の機械操作の正確さが必要だそうです。また摘み取った葉が太陽の光を浴びてしまうとテアニンというお茶の旨味成分がタンニンという苦味に変わってしまうので時間と勝負しながらの摘み取り作業が行われます。摘み取られた一番茶は黒岩地区の農協の工場で加工され「銘茶さかわ」として農協や観光協会で販売されています。(執筆:車田 智志乃)