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シコクバイカオウレン

シコクバイカオウレン
待ちに待った季節がやってきました。『シコクバイカオウレン(四国梅花黄蓮)』の咲く季節。 シコクバイカオウレンは、キンポウゲ科オウレン属の多年草。山地の森林内にある湿った場所に生え、その名の通り、梅に似た形の白い花を咲かせます。バイカオウレンは、東北地方南部から近畿、中国地方西部にかけて見ることができますが、シコクバイカオウレンは四国地方の固有種です。この花は、牧野富太郎博士が幼少期から親しみ、こよなく愛した花として知られています。 見頃は2月ですが、今の牧野公園や旧浜口邸のお庭では、咲き始めのなんとも愛らしい姿を見ることができます。ひんやりとした空気の中、牧野公園内の群生地を散策していると時間を忘れてしまうくらい。小さい花なので、いつもより少し視線をさげて、歩みをゆっくりにして、じっくりと見つめたくなる花です。 毎年開花を楽しみにしている方も多く、今年もたくさんの方が佐川町を訪れてくれそうです。(執筆:鶴見 悠子)